こんばんは。
心理カウンセラーのみらいです。
最近は忙しく、久しぶりの更新となりました。
2月からモニター募集もはじまり、2月・3月と本当にたくさんの方々とのご縁をいただきながら、日々過ごしております。
今日は、手放しということについて、お話しようと思います。
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以前、自身の手放しについて、記事を書かせていただきました。
この記事の中にでてくる 手放しの対象となった方は、わたしが自分の人生を見つめ直し、心理学に触れるきっかけを作ってくれた方でした。
嫉妬心に苦しみながらも、自分の気持ちと何度も向き合いながら過ごしていくうちに、その方への想いがやわらかくあたたかな愛情、そしてエールのようなものへと変わっていきました。
とても辛く苦しかった日々をこえて、執着心がすっと消えていき純粋に相手を想う気持ちだけが残ったとき、はじめて相手に対して深いところからのあたたかな感情を感じることができ、すごく心が落ち着いたような、とても安定した気持ちで過ごすことができるようになりました。
” もうここまでやってこれたのだから、自分は大丈夫。 ”
その後は、そう思いながら楽しく過ごしていました。
次に出会えるのはどんな人なんだろうと、ワクワクする気持ちも感じていました。
でも、次に出会ったのはまた、自分の執着心や独占欲、見たくないような惨めな感情が溢れて来るような相手でした。
それが、以前参加した「親密感の怖れを乗り越えるセミナー」で扱っていただいた方でした。
その方と出会った時は、絶望にも似た気持ちでした。
あんなにも辛い思いをして、乗り越えてきたのに。
なんで今、彼と出会ってしまったのだろう。
なんで彼と出会わなければならなかったのだろう。
もう嫌だと、
もうこんなにも辛い思いをするのは嫌だと、
自分の人生を本当に恨んだ記憶があります。
どうして、自分はこんなにも辛い思いをし続けなければならないのだろう。
どうして、周りが手に入れられているものを、自分は手に入れることができないのだろう。
なにか、自分は悪いことをしたのだろうか。
自分のなにが、だめなのだろうか。
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しばらく、嫌だ嫌だと、もう向き合いたくないと、自暴自棄になってその感情に支配されていたときもありました。
周りには明るく振る舞いながらも、その裏でただ一人、誰にも見つからないように泣き続けていたときもありました。
それでもまた、手放すことを選び、自分の気持ちと向き合い続けることにしました。
そして、自分と向き合い続け、手放し続けてある程度の期間が経ったとき、次第に彼の事は忘れられるようになっていました。
”もう、大丈夫かも。”
そう思いながら過ごしていたときに、たまたま参加した「親密感の怖れを乗り越えるセミナー」で、今でも自分の中には彼への想いが色濃く残っていること、蓋をしていた執着心・独占欲や、目を反らしていた辛い感情があることに気が付きました。
なくなったと思っていたその感情は、今もまだそこにある。
蓋をしても、目を反らしても、この感情はなくならない。
せっかく参加したセミナーで、今もなおその感情が自分の中にあることに気付けたのなら、
わたしはもう一度、自分の気持ちと向き合っていこうと思いました。
そこから再び、自分と向き合い彼を手放していくことに決めました。
そして、お弟子講座を受けて自分と向き合いながら、空いた時間でカウンセリングを受けたり、手放しのワークを受けたりしながら、自らの気持ちと向き合い続けてきました。
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過去に手放せたからといって、癒されきったわけではありません。
全てが見通せていて、達観できるようになったわけでもありません。
わたしはこの方を通して、再び自分の内側と向き合うことになりました。
執着心や独占欲に苦しみ、愛情という名にまとわりつく欲望に翻弄され、終わりのない道にいるような感覚になりながら、これって本当に手放せるのかと不安になりながら過ごすこともありました。
もう大丈夫だと思っても、ふとした瞬間に感じる慣れ親しんだ感情にため息をつきながら、何度も何度も、向き合い続けてきました。
色んな人に相談しつつも、
もう、相手へのこの辛い気持ちは残り続けるのかもしれない。
独占欲や執着心、好きという感情に結び付いた自分のこの欲望は、もしかしたら今後もそこにあり続けるのかもしれない。
” 今できることを、やろう。 ”
そうやって、白旗を振って降参して、半ば諦めながらも、その時できること、その時向き合うべきこと(仕事、大嫌いだった自分など)をやりながら過ごすことにしました。
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そんな風に過ごしている中で、先日、本当に久しぶりに相手から連絡がきました。
久しぶりに見るその名前に驚きながらも、同じくらいびっくりしたのは自分の気持ちの変化でした。
お弟子講座が始まる前は、相手へのたった一行の返事でも、相手によく見せたいと思い、言葉を考えたり絵文字をつかったりと、どこか自分ではない取り繕った返事を送るのに必死でした。
たった一つの返事だけでも疲れてしまい、送ったあとも相手からの返事が気になってしまって、嫌でも相手を意識して、振り回されている自分を痛感していました。
でも、久しぶりに来たその連絡に対しては、相手がどう思うかとかよく見られたいなとか、そんなこと一切考えずに、ただただフラットな気持ちで返事を送ることができていました。
相手に惑わされず、振り回されず、相手と対等な立場でいられている自分がそこにはいました。
あれ?
もしかしたら、なにか変わったのかもしれない。
そう思いながら、それまでの自分を苦しめていた独占欲や執着心についても、思いを馳せてみました。
相手のことを想像したときに、以前感じていた胸を締め付けるような感覚は、今はもうなくなっていることに気が付きました。
相手がどんな選択をしようと、それは相手の人生であり相手のもの。
わたしにはわたしの人生があり、わたしの幸せがある。
わたしはただ、自分の幸せのために生きていこう。
もう自分を卑下することなく、自分を傷つけることなく、自分の幸せのために生きていこうと思えました。
そしてそこには、相手の存在に振り回され、相手に自分の幸せを委ねていた過去の自分はいませんでした。
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これは、たった一つの連絡で気付いた、自分の気持ちの変化でした。
きっと、この連絡がなかったら、わたしは自分の気持ちの変化に気が付いていなかったように思います。
そして、今気づいたものだからこそ、これからの自分の心の在り様は、まだ自分にはわかりません。
もしかしたら、「やっぱりまだだったー!!泣」と言って泣きベソをかいているかもしれません。
もしかしたら、以前の手放しの記事のように、相手へのあたたかな気持ちだけが残って、自分の中で深くゆるがないつながりを感じられるようになるのかもしれません。
でも、この些細な出来事を通して、自分の気持ちに確かな変化を感じた瞬間でもありました。
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今、手放しを頑張っているあなたへ。
わたし自身の経験が、ほんの少しでもエールになれば嬉しいです。
そして、お一人では辛くてしんどいと思ったときには是非、伴走してくれる方を探してみてさい。
どなたでも構いません。
あなたが安心・安全と思える場所で、一緒に行きたい場所まで伴走してくれる方の存在は、とても大きな心の支えになると思いますし、相手もきっと、そんなあなたのことを心から応援し、そっと寄り添い続けてくれると思います。
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そして、わたし自身については、自分の中にあるまだ未解決なこの強烈なニーズについて、これからも向き合っていきたいなと思っています。
その奥にある蓋をしてきた自分について知れたらいいなと思っていますし、そんな自分の姿を通して、また何かをお届けできたら嬉しいです。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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