愛に生きる。

お弟子さん制度を終えて

こんばんは。

心理カウンセラーのみらいです。

 

今日は、先週末に修了したお弟子さん制度について、お話しようと思います。

この半年間でみえてきたもの、変わったことなど。

一個人の意見ではありますが、お弟子さん制度を考えている方にも、そうでない方にも、なにかしらのヒントになれば嬉しいです。

 

わたしがお弟子さん制度8期生の募集を知ったのは、ちょうど去年の夏ごろ。

特に問題が解決したわけではないけど、ずっと抱えていた悩みが一通り落ち着いた時期でした。

 

久しぶりに根本さんのブログを見ようと思いアクセスしたときに載っていたのが、「お弟子さん制度 8期生募集」のページでした。

 

それまでも他の期でお弟子さんを募集していることは知っていましたが、どこか他人事で、自分とは違う人のためにあるもののような感じがしていました。

「お弟子になる方もいらっしゃるんだなあ」

そう思うだけで、特に気にも留めていなかったように思います。

 

でも、今回はなぜかすごく心にひっかかり、「今しかない」という気持ちになったのを覚えています。

 

もしかしたら、それは今までの経験があったからかもしれないなと思っています。

 

わたしは、お弟子になる前に、自分と向き合い続けて燃え尽きてしまったことがありました。

 

自分の人生をどうにかしたいと、必死に自分と向き合い続けてきた中で、ある日ふと

「あれ、これだけやってきたのに、自分の人生は何も変わっていないじゃないか。」

そんな思いが浮かんで来て、真っ暗闇に落ちた気分になったことがありました。

それまでひたむきに目標に向かって頑張ってきたのに、急に気力がわかなくなり、立ち上がることができなくなってしまいました。

 

これだけの時間をかけて頑張って向き合ってきたのに。

自分の人生は、何も変わらなかった。

手放しも、癒しも、心理学も、もううんざりだ。

 

みんなが言っている成功体験や良い変化というのは夢物語で、わたしには関係ないことなのかもしれない。

わたしはみんなと違う世界に生きていて、みんなが叶えられているものはわたしには叶えられないのかもしれない。

わたしの人生はこれから先もこのままずっと、変わらずに続いていくのかもしれない。

 

小さい頃から、私の心の奥底にはずっと

「消え去ってしまいたい」という思いと

「人生なんてどうせこんなもんだ」という思いがありました。

 

” 平均よりも一段低いテンションで生きている ”

自分のことを思い描くときに、よくそんなことを感じていたなあと思います。

 

どれだけ楽しいことがあっても楽しみ切れず、すぐに低いテンションに戻されてしまう感覚がありました。

無理に楽しもうとすると逆に疲れてしまうこともあって、自分はいつから人生を楽しめなくなってしまったのだろうと感じることもありました。

 

” わたしはこれからもずっと、こんなふうに心から楽しめずに生きていくんだろうか ”

 

心から人生を楽しみ、大好きや楽しいといった感情を心から感じ、ありのままの自分を生き、ただただ人生を謳歌する。

そんなふうに感じられる瞬間は、果たして今後くるのだろうか。

もう、自分にはそんな瞬間は来ないんだろうか。

 

自分と向き合って、一つ一つの問題は解決していっても、自分の根底にある「消え去ってしまいたい」「人生なんてどうせこんなもの」という思いは、こびりついてなくなることはありませんでした。

 

むしろ、どうにかしようと一生懸命向き合えば向き合うほど、燃え尽きてしまい、もう自分ではどうすることもできず、諦めの気持ちで過ごしていました。

 

そんなときに知ったのが「お弟子さん制度 8期生募集」でした。

 

” 今しかない ” 自分の中で、そんな気持ちがわいてきました。

” もう、これで無理なら諦めよう " とも思っていました。

 

それまで高いと思っていた受講料も、その時のわたしにとっては高いとは感じなくなっていました。むしろ、それで漫然とあるこの感情の突破口が少しでもつかめるならと、そんなふうに視点が変わっていました。

 

そして8期生に選ばれてから、

この半年は、自分を見つめ、変えていく期間にする。

そんなふうに、静かに、でも確かな決意を持って、お弟子講座がスタートしました。

 

その後のお弟子講座では、今まで自分が経験したことのないことを沢山経験しました。

 

自分の慢性的な問題や、黒歴史、人に言えなかったことなど、今まで家族にだって話したことのない内容を、まだ1‐2回しか会ったことのない同期とシェアしました。

 

誰にも相談してこられなかったわたしにとっては、非常にハードルの高いことでした。

 

でも、同期に話し、それをただ聴いてもらうという経験を経て、解決したと思っていたことが実は未解決で自分の中で心の傷として残っていたことがわかったり、

過去の自分への罪悪感から涙が溢れてとまらなかったとき、そんなわたしを同期が受け入れてくれたことで、それまで目を背けていた過去の自分とはじめてちゃんと向き合うことができるようになりました。

 

同期からの視点を受け取ることで、それまで気付かなかった自分の新たな一面を知ることも沢山ありました。

自分のことは自分が一番よく分かっていると思っていましたが、実は自分が一番分からないのかもしれないということも、分かりました。

 

 

そして、" 居場所 "を感じるようにもなりました。

 

わたしはお弟子講座に入るまで、ずっと独りだと思っていたんです。

周りを見ると幸せそうで、順調に人生を送っている。

こんなにも悩んで劣等感を感じているのは、もしかしたらわたしだけなのかもしれない。

 

そんな「わたしだけ」という思いが、自分を更に孤独で排他的な世界に追いやっていました。

 

そんなわたしが、お弟子講座で初めて” 独りじゃない "ということに気付くことができました。

 

同じように悩み、過去の傷を癒やし、向き合いながら、今も歩み続けている同期の姿を見て、わたしだけじゃなかったんだという気付きが自分の視野を広げてくれました。

そして、気付けば同期のことを尊敬する仲間として応援している自分がいました。

 

そして、そんな個性あふれる同期といる空間がとても居心地よく、大好きになっていました。

 

「みんながいるから、大丈夫」

ここであれば、認めたくなかったどんな自分でも、勇気をもってさらけ出せるような気持ちにもなりました。ひとりでは乗り越えられないものも、みんながいるという事実が後押ししてくれることもありました。

 

”かけがえのない仲間ができるよ”

お弟子講座が始まる前に、お弟子の先輩のブログに書いてあるこの言葉を見たとき、仲間意識があまり強くないわたしにとっては、しっくりきてはいませんでした。

でも、今は本当にそうだったなと感じます。

 

年齢も性別も、職業も住む場所も違う人たちが、同じ場所に集まって、自分の感情とひたすら向き合いながら、その場をみんなで共有していく。

時に泣いたり、笑ったり、悩んだり、嫉妬したり。

大人になってからこんな機会に触れることなんて滅多にないですし、そんな深い時間を共有した仲間だからこそ、わたしにとってはとても大切な場となりました。

 

そして、根本さんから教えてもらったものの見方、考え方、言葉の数々も、わたしにとってはとても大切な宝物となりました。

 

その中でも特に、心に残っているものがあります。

 

それは、1回目か2回目の講座の中で根本さんが伝えてくれた言葉です。

 

「問題の奥にある愛や才能を見に行く」

「事実は変えられないけれど、真実は変えられる」

 

この言葉を聞いた時、わたしが人生においてずっと知りたかったことに触れられた感覚があり、涙がでるほどうれしかった記憶があります。

 

それまで、人生は辛くて苦しいものだという考えから抜け出せずにいたわたしに、人生が美しく、問題だと思っていたものの奥には深い愛や光り輝く才能があるのかもしれないと教えてくれた言葉でした。

 

やっと、欲しかったものを手に入れることができたと思いました。

だからこそ、わたしはこれからも諦めずにこのものの見方を続けたいと思いました。

自分の中でその言葉が腑に落ちるまで、問題の奥にある愛や才能を見に行き、事実は変えられないけど真実は変えられるということを、示し続けていきたいと思いました。

 

 

そしてもう一つ、今でも自分の軸となっている言葉があります。

それは、わたしがお弟子講座について質問したときです。

 

「これから進んでいくにあたって、もっとこうした方がいいよとか、こうなった方がいいよとか。何か、ありますか。」 

 

それは、わたしが向上していくために上司によく聞いていた質問でした。

この日も、同じように根本さんに質問しました。そうしたら、想定外の答えが返ってきました。

 

「何者かになろうとしなくていいよ。何者かになろうとすると苦しくなるから。だから、そのままで大丈夫。自分らしくいれば大丈夫だよ。」

 

ガツンと、後頭部を殴られたような気分になりました。

 

わたしは今までずっと、自分ではない、自分を超えた何者かにならないといけないと思っていました。

向上していくためには、自分ではない別人にならないといけないと思っていたんです。

 

「そのままのあなたでいいんだよ」

そんなふうに言ってもらえたのは、初めてでした。

 

この日から、自分のことをもっと知りたいと思うようになりました。

わたしは何が好きで、何がしたくて、何が得意で、何が提供できるのか。

外に目を向けるのではなく、自分のことを、もっと知っていこうと思えるようになりました。

 

お弟子を始めた当初は「自分でない別人になって、歩んでいこう」と思っていた自分にとって、大きな意識の変化だったように思います。

 

こんなふうに、お弟子講座の間でいろいろな変化を感じましたが、

最後に、自分で感じた変化の中で特に印象的だったことを紹介します。

 

それは、それまで自分の中に漫然とあった

「消え去ってしまいたい」

「人生なんてどうせこんなものだ」

そんな思いを感じなくなっていた、ということです。

 

あるときふと、「そういえば、最近消えたいと思わなくなったな」ということに気が付きました。

 

何がきっかけだったのかは、わかりません。

でも、その後も感じることなく今も過ごすことができています。

 

また、今まで低いテンションで生きていて楽しさを感じられなくなっていた自分が、どこか「楽しい」という気持ちで過ごせるようになっていることにも気が付きました。

 

もちろん、自分の中での快、不快がはっきりするにつれて、不快ということを認識する機会はありますが、ベースで自分の人生を楽しんでいるような、どうなっていくんだろうとどこか「ワクワク」した気持ちがあるようにも感じています。

 

これも、何がきっかけだったのかはわかりません。

でも、それまでの自分とは違う、自分の中で感じた変化でした。

 

こんなふうにして、お弟子講座は終わりました。

 

これからは、さらに自分を知りながら、より自分らしく、自分の進みたい道を進んでいけたらなと思っています。

そして、同じ思いを抱えながら向き合い続けている方々に、これまでの経験を通して、今の自分が提供できるものをお届けできたらと思っています。

 

この半年間、ずっと見守ってきてくださった

根本さん、えつこ先生、スタッフのみなさん、お弟子の先輩方、同期のみなさん

本当に、ありがとうございました。

そしてこれからも、よろしくお願い致します。

 

・4月のモニター募集について

枠数は減りますが、4月もモニター募集を行う予定です(4-5枠を予定)。

3/28にXとブログにて募集しますので、もし少しでも気になる方やお話したいと感じる方がいらっしゃったら、是非ご検討ください。

 

f:id:amawave:20240323203459j:image