愛に生きる。

1dayリトリートセミナーの感想

こんばんは。

心理カウンセラーとして勉強中のみらいです。

 

先日行われた根本さんの1dayリトリートセミナーに参加してきました。

 

溢れてしまうほどたくさんの感情と情報に、今日の今日まで消化しきれずにぼんやりとすごしておりました。

 

少し落ち着いてきたので、今日はぽつぽつと、わたしが感じたことを書いていこうと思います。

 

根本さんのリトリートはすごく温かい場で、その中でゆるみながら普段自分では気づけない部分を見たり、味わえない感情をめいっぱい感じられるすごく大好きな空間です。

 

今回は、あの雰囲気をまた味わいたいという気持ちと、"ライフワーク"という言葉に惹かれた自分がいて、参加することを決めました。

 

※リトリートの内容は根本さんのブログにも詳しく書いてあるので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

https://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/51305

 

リトリートではフォーカスパーソンを一人決めて、その人の公開カウンセリングを通して、参加者全員が自分自身と向き合っていきます。

フォーカスパーソンはじゃんけんで決め、わたしはその一人となりました。

 

今回わたしは、「仕事」について相談しました。

 

「気に入っていた今の仕事が、本当に好きなのかわからなくなってしまった」

 

ライフワークについて考えてるうちに、以前からたまにチラついていたその思いが最近になって顔を出すようになってきました。

 

そこから根本さんにいろんな質問をされ、それに答えていくうちに、「本当にやりたいと思うのは、どんなこと?」そう聞かれました。

 

「助けたいです」

自分の中でパッと浮かんできた答えでした。

 

「相手が困っていたり苦しんでいたりしたら、それを取り除いてあげたいです。表面的にではなく、もっと深くにある根本的なものを探して癒してあげたいです。相手を助けてあげられるなら、心でも身体でも、どちらのアプローチでも良いと思っています。」

 

そういえば、わたしが今の職業を選んだのも、身近な人たちを助けてあげられるからという理由でした。

自分が何をしたいか聞かれて、久しぶりに「わたしは誰かを助けたいんだ」と思いました。

 

「誰を助けたいんだと思う?」

 

そう聞かれてうーん、、と考えていると

「じゃあ、選択肢をあげる。①お父さん、②パパ、③父」と選択肢が与えられました。笑

 

「父ですかね、、」

まさか今回の話の中で、父が出てくるとは思いませんでした。

 

「どんなお父さんだったの?」

 

リトリートではざっくりとしか言えませんでしたが、今思うわたしの父は、

能力が高くて、仕事もできて、社交的で、家族にも恵まれ、側から見たらなんの問題もなく成功してるように見える人でした。

でも、その奥にはとてつもなく強い孤独感と罪悪感と無価値観があるような人で。

親しくしてるようで誰とも親密にならず、誰にも本心を打ち明けず、愛をうけとるのを怖がり、でも本当は愛されたいと強く願っているような人でした。そして、その奥には秘めた大きな愛がある人でした。

 

「兄弟の中でお父さんに似てるのは誰?」

 

その答えは「わたし」でした。先ほどの父のことをお話しした内容は、そのままわたしのことも表していました。

 

「お父さんのことが大好きだと言う自覚はある?」

 

そっか、、わたしは、もしかしたら、ずっと孤独で罪悪感を抱えた父の気持ちを理解するために、父と同じような道を歩んできたのかもしれないなと思いました。

 

ずっと誰にも本心を打ち明けなかった父がどんなことを感じていたのかを研究するために、父と似たような状況を経験し、あえて父のような人がいる環境に身を置いたのかもしれません。

そして、助けたかった父を助けるために、父のような人を好きになり、その人たちを助けようと奮闘してきたのかもしれません。

 

うすうす、気づいてはいました。

わたしがお付き合いしてきた人が父のような人たちであることも、その人たちを「助けたい」と思い続けていたことも。そして、今でもそんな人たちを「助けたい」と思い続けていることも。

 

今のお弟子の課題で「自分のクライアント像を具体的に書く」というものがあります。そこで自分が書き出した人物像を見た時、そこにいたのはかつての彼であり、父のような人でした。

書き出している途中でそのことに気づいた時、どこか認めたくなくて、途中で書くのをやめてしまいました。そして、この日まで書き進められていませんでした。

 

自分はまだ、父に影響を受けて生きてるのか。

 

自分の行く道の先に父の影響が残ってるのが、なんとなく手放せてないような感じがして、自分がまだ父に左右されてるような気がして、どこか嫌だったのかもしれません。

 

だからこそ、改めて「やっぱりわたしはお父さんを助けたかったんだ」と気付かされた時、そうかあ、、という気持ちでした。

でも、根本さんは、そこに「才能」があるんだよ。と言ってくれました。

 

それを聞いた時、それまで自分が悩んだり苦しんできたところに、新しい視点をもらったような気がしました。

まさかそこに才能があるとは思ってもいませんでしたが、もしかしたらそうなのかも知れないと思うようになりました。

 

わたしは父と似た環境に身を置き、人生をかけて父を理解しようとしてきました。

そして、父のような人を助けるための情熱や熱量は、自然と身体と心が動いてしまうような、そうするのが当たり前であるかのような感覚で、それが大変だとも、努力してるとも思いませんでした。

 

当たり前のこととしてそこまで情熱をかけられること、これが「才能」というものかもしれないと思いました。

 

 

そして、根本さん自身についても、ご両親との関係に触れながらお話ししてくださいました。

自分とどこか重なるそのお話を通して、「大丈夫だよ」とエールを送ってもらってるような感じがして、言い表せられない温かさを感じて、涙が溢れました。

 

そしてきっと、自分が最初に言った、

「その人の表面ではなく、その奥深くにあるものをみて、癒して、助けてあげたい」

これも、もしかしたら、表面的なところでしか父を見れず、その奥にある孤独や罪悪感に気づけず、苦しさから救えなかった過去の自分が見出したものなのかも知れないなと思いました。

 

「ライフワークは、両親との関係から生まれたりするんだよ」

 

両親を手放して、影響のない人生を。両親から解放されて、どこか別のところにライフワークを描くんだと思っていたわたしに、

"自分がなぜこの家族の元に生まれたのか"

を改めて教えてもらったような気がしました。

 

わたしはこの才能があるからこそ、その問題を抱えるこの家族に生まれたのかもしれない。

そして両親を通して、身をもって経験して、その才能を開花させていったのかもしれない。

そしてその才能を活かして、今後のライフワークを築いていくのかもしれない。

 

この才能を活かしてライフワークを築いていく。

それが、わたしがこの家族の元に生まれた理由なのかもしれないなと思いました。

 

そして、カウンセリングはまだまだ続きます。

 

わたしは学生の頃からやりたかった「夢」がありました。でも、周りにはそれを理解してくれる人はおらず、批判、否定、反対され続け、自分の夢をずっと避けて生きてきました。

 

でも、もうそんな生き方に限界が来て、どうせなら自分のやってみたかったことをやろうと、夢を選ぶことを決めました。

 

ところが、最近になって本当にこれでよかったのか、本当に自分にできるのか、いろんな恐怖心が出てきて不安を感じるようになりました。

 

「ライフワークには怖さがつきものだよ」

本物だからこそ怖さを感じる。そう言いながら、一枚のカードを選んで見せてくれました。

 

"選択"

いくつもの枝分かれた道があって、そのまままっすぐ行くと雪山、曲がりくねった道の方を選ぶと緑のたくさんある道が描かれている。そんなカードでした。

 

このカードから何を感じ取るかは、人それぞれなのだと思います。

わたしは、「もうそろそろ、選択する時がきたんだな」と感じました。

 

そして、ドリームキラーには2種類いて、

①チャレンジしてない、夢を諦めた人。これは年上の人に多く、

②嫉妬してる人。この人たちに対しては、自分が夢に向かって進むことでその人たちのリーダーになれる。

と教えてもらいました。

 

その通りかもしれないと思いました。

そして、それなら何も気にすることはないのかもしれないと思いました。

 

そして最後に、ビジョンを叶えてるイメージの方と、ドリームキラーのイメージの方を会場から選んで、ワークをしていただきました。

ドリームキラーの存在を背中に感じながら、ビジョンに向かって歩いて行きました。

たどり着いた先のビジョンの方から「遅すぎるわ」と言って抱きしめてもらいました。「だいぶ遠回りしたね、ごめんね」そう思いながら、ビジョンを抱き締めました。

 

最後に、リトリートの中で印象的だった言葉を紹介します。

「変わってる人は普通の人と同じように生きるんじゃなくて、変わった生き方をしないとね。」

 

わたしは昔から、物事をみる視点が周りと違っていて、それがものすごくコンプレックスでした。

自分はどうして周りと同じように物事を見れないんだろうと、まわりと違う自分がダメだと思い、まわりと同じようになりたいと思っていました。

 

でも、「人と違うのであれば、人と違う生き方をしなきゃ。」そう言われた時、どこか踏ん切りがついたような気がしました。

そっか、わたしはみんなと違う視点だからこそ、違う人生を生きるんだ。

そこに自分の個性や魅力が活かされるんだと、人と違う選択をする自分に魅力を感じ、受け入れることができる気がしました。

 

そして、「ライフワークは自分で作り上げていくもの、カスタマイズしていくものだよ」と言われた時、今までずっと、誰かが作った既存のものに自分を当てはめようとしていたからこそ、どこか苦しさがあったのかも知れないなと思いました。

 

これからは自分の視点で、自分の才能を活かし、自分の進みたい道を自分で作り上げていくんだと、心に決めました。

 

こんなふうに、リトリートでは、ここに書ききれないほどたくさんのものを受け取りました。

 

自分がずっと欲しかった、たくさんの宝物がみつかって、参加して良かったなあと心から思っています。

 

自分の才能を受け取って、ライフワークを築いていく。

そしてきっと、その先に、自分のパートナーシップのヒントもあるのかも知れないなと思いました。

 

お腹いっぱいになるほど、充実したセミナーでした。

本当に、ありがとうございました。

f:id:amawave:20231206183617j:image