愛に生きる。

一歩踏み出すことの怖れ -ビジョンに向かうとき-

こんばんは。

心理カウンセラーのみらいです。

 

夜遅くなってしまいましたが、どうしても本日投稿したかったので書きました。

 

本当は3月末に「一歩踏み出すことの怖れ」についての記事を書いていたのですが、日にちを経て更にそこから感じることがあったので、今日はそのことについてお話しようと思います。

 

わたしはこの春に、今までの道から方向転換して新しい道を歩き始めました。

 

安心安全で約束されたそれまでの道をそのまま行くこともできたのですが、自分が本当にやりたいことは何なのかを考えたときに、

それまでの道ではないと感じ、周囲の反対を押し切って新しい道を選択しました。

 

でも、選択するまでは、本当に沢山悩みました。

新しい道を選ぼうと思う日もあれば、やっぱり違うかもと思う日もありました。

堂々めぐりの思考ばかりで、自分の気持ちがわからなくなることもありました。

周囲の人は誰も、わたしが新しい道に行くことには賛成しませんでした(わたしの将来を案じてのことです)。

そして、新しい道には将来性以外にも、わたしにとって大きな懸念点がありました。

 

新しい道に進みたいという気持ちはあるのに、様々な不安要素が出てきて、一歩踏み出そうにも恐怖心から足を前に出すことはできませんでした。

期限が来ても答えを出すことができず、期限を延期してもらってまでいました。

 

でも、その一方で、心のどこかでわかってもいました。

これだけ周りの反対や不安要素があるのに、それでもまだ「決められない」と悩み続けているのは、それくらい自分の気持ちは「既にそちらを向いている」ということでもありました。

 

でも、決断するのは自分自身です。

自分の人生だからこそ自分に選択権があり、だからこそ自由もあり、責任もあります。

 

だからこそ、自分の ”迷い” が ”一歩踏み出す勇気 ” よりも大きいうちは決断するのはやめようと思い、自分の中で答えが出るまでじっくり自分と向き合い、あとは流れに身を任せることにしました。

 

そうしたら、その頃から、様々な出会いやお弟子講座の開始が立て続けに重なり、自分が新しい道に進む「流れ」ができたように感じました。

(もしかしたら、その時の自分の心理が起きた事象を「そういう流れだ」と認識しただけなのかもしれません。でも、自分はそれだけそうしたかったんだと思います。)

 

そして、それをきっかけにして「やっぱり自分はこの道を選びたいんだ」という気持ちを強く実感するようになり、不安よりも一歩踏み出す勇気の方が大きくなり、新しい道に行く決断をしました。

 

決断した後は、「良い流れ」を感じました。

自分が何もしなくてもスムーズに物事が運んでいきました。

それまで反対していた周囲の人も、わたしの選択を応援して楽しんでくれるようになりました。

切れてしまうかもしれないと思っていた縁も、つないでくれるようになりました。

自分の気持ちもスッキリし、どこかワクワクするような、晴れやかな気持ちにもなりました。

 

「この道を選んで、良かったのかもしれない。」

そう思えるようにもなっていました。

 

でも、やっぱり不安はついてまわりました。

時間が経てば経つほど「本当にこの道でよかったのだろうか」という思いがでてくるようになりました。

 

「もし失敗したらどうしよう」

「もし違う道だったらどうしよう」

そんな気持ちが頭の片隅を何度もかすめました。

 

恐怖と不安で心が折れてしまいそうになる度に、信頼できるカウンセラーさんに弱音を吐いて相談しました。

でも、新しい道についての話をする度に「イキイキとしていますね」と言ってもらえたり、自分自身も無我夢中で話していることに気がつく度に、やっぱりこの道で良かったんだなと感じていました。

 

そして、あれだけ悩みに悩んで自分の中で決断したからこそ、

「またあの頃に戻ったとしても、同じ道を選択しただろう。」

という気持ちもあり、その思いも抱きしめながら自分と向き合っていました。

 

そして、次第に心に平穏が訪れて、その時自分の目の前にあることに集中して過ごせるようになっていきました。

 

でも、3月下旬になり、いよいよ新しい道に進むとなったとき。

また、吐きそうなほどの不安と緊張、迷いがでてきました。

涙がでそうなほどの恐怖心も感じました。

 

「違ったらどうしよう」

「失敗したらどうしよう」

「懸念していた問題点が浮上したらどうしよう」

「さらに自分が辛くなったらどうしよう」

 

そんな、とりとめも実体もない思いが頭の中をわっと駆け巡りました。

ソワソワして落ち着きがなくなり、不安という波が強弱をつけて押し寄せてくる感覚になりました。

 

「逃げ出したい」

そんな気持ちにもなりました。

 

3月末はどこか憂鬱な気持ちで過ごしながら、こんなに怖くて不安なのは、どうしてなんだろうと考えていました。

今までにもいくつか選択をしてきたことがありますが、割と楽観的な性格もあり、こんなに不安と怖さでいっぱいになったのは初めてでした(覚えていないだけかもしれませんが)。

 

そして今日、いよいよ新しい道が始まる日。

 

どこか緊張して目が覚めました。

ピリっとした空気の中、不安と緊張でどこか憂鬱な気持ちを感じながら支度をしていました。いつまでも慣れない、この季節特有の色々な人の流れと動きを感じながら、流されるがまま過ごそうと思い出陣しました。

 

緊張と、不安と、恐怖心は、やはりありました。

でも、その場にいったとき。

どこかテンションがあがって、エネルギーがみなぎるような、ワクワクするような、いつもよりもオープンでいられるような、ニコニコと笑顔で過ごしている自分がいました。

 

そして、これから一緒にやっていく仲間に温かく迎えられ「よく来てくれたね」「おかえり」そんな風に言ってもらえたような感覚になり、自分がここにいてもいいんだよと言ってもらえたような感覚になりました。

「ここに来られて、この人たちと出会えて、本当に良かった」

そう感じている自分がいました。

 

そして、同時に色々な思いに気づくことがあり、胸がいっぱいで涙が溢れそうにもなりました。

「ここに来られて、ほんとによかった」

もう一度、そんな気持ちになりました。

 

1年以上、自分がどうしていきたいのか、何度も何度も考えましたが、今の自分の感情をみると、やはりこの道で良かったのかなと感じています。

 

この不安と怖さと、その奥にあるワクワクをどう表現したらいいのか、自分の中でうまく言葉を見つけることが出来ませんでしたが、根本さんのブログに書いている言葉がとてもしっくり来たので、長文ですが、引用させていただきます。

 

同じように一歩踏み出す怖さを感じている方の何か一つのきっかけ、ヒントになれば嬉しいです。

 

nemotohiroyuki.jp

 

「前に進むのが怖くなったら、それは正しい道を進んでいる証拠」

私たちは成功することが怖いし、夢を実現することが怖い上に、そもそも魅力的に感じているものを手にすることをすごく恐れます。

・・・・

だから、正しい道を進んでいたら「怖い」と思ってしまうわけです。

そして、「怖い」と感じられたら、「逃げる」でもいいし、「向き合う」でもいいんです。

もし、「逃げる」を選択したなら、それはそれで必要なことだから全然OKです。
逆に、「向き合う」を選択したなら、肚を括る準備ができた、ということです。

でも、向き合うのは「怖れ」でもありますが、その先の「ヴィジョン」(夢や目標)でもあります。

だから、怖れと向き合うときは必ずその向こう側にあるヴィジョンにも意識を向けたほうがいいんです。

・・・・

自分は何がしたいのか?
自分がどうなりたいのか?
自分は何を欲しているのか?

そこが大事なんですね。

・・・・

ただ、そうした中でヴィジョンに向けて一歩踏み出す、というのは男性性のサポートも必要です。

自然な流れでそちらに向かうことができればいいんですけど、それでも最初の一歩は自分の足で踏み出すからです。

そして、そこでは「信頼」が必要ですね。「プロセスを信頼する」と言います。

それは目の前に起きることをすべて無条件で受け入れる覚悟、と言い換えられます。
起きていることはすべて意味があり、そして、必要なことなのだ、と解釈する力でもあります。

そうすると「コントロール」が手放せます。
怖れはコントロールを作りますから、それが手放せると、怖れも同時に消えます。

サレンダーってよく言いますね。

もちろん、そこで「誰か」のサポートを受けることもOKです。
男性性をサポートしてもらうために、誰かに背中を押す役をお願いしてもいいでしょう。
怖さをシェアできる仲間の存在もまたエネルギーを与えてくれるでしょう。
さらに、目標となる人の存在もヴィジョンをより明確化するのに役立ち、希望を持つことができるでしょう。

 

とても素敵な文章だなと思いました。

 

自分のことは、自分ではよくわかりません。

 

後から聞いた話では、傍から見たらわたしは「新しい道に行きたい」という気持ちが溢れていたみたいで、みんな反対しつつも、心のどこかではそちらを選ぶんじゃないかという思いもあったようでした。

 

でも、わたし自身は迷い悩んでいるときには、自分の気持ちが一体どこにあるのか、果たしてこれが本当に望む道なのかはわかりませんでした。

 

そして、今でもまだ自分の気持ちをひとつひとつ丁寧にひろいながら確かめているところです。

 

まだ、自分の中に怖れはあるのだと思いますが、一歩ずつ踏み出してその怖れを乗り越えていく時に、この言葉は自分の背中を押してくれる、とても大きな指針だと感じています。

 

そして、わたしの思い描くビジョンは、この道を進んだ更に先にあるのではと、思っています。

 

「一歩踏み出すことの怖れ」を感じている方へ。

 

わたしが最近とてもよく感じていることは、

「人はその時々でベストな選択をしている」

ということです。

 

その選択がどんなであれ、その時取りうる選択肢の中でベストを選んでいるのだと思います。

 

だからこそ、今その一歩を踏み出すことの怖れを感じた時に、

「逃げる」でも「向き合う」でも、どちらでも良いと思っています。

その時選んだ道が、その時の自分にとってのベストな選択だったんだと思います。

 

そして、もし「向き合う」ことを選ぶとき。

「不安」や「恐怖」が襲ってきて、自分の道がわからなくなってしまったり、立ちすくんでしまったときには、是非、まわりのサポートを受けてみてください。

 

必要な時に信頼できる人やコミュニティに背中を押してもらいながら、その時々で自分の奥底にある気持ちを確かめながら、一歩ずつ踏み出してみてください。

 

もしかしたら、ビジョンとは、そうやって最初は恐る恐る踏み出して、でも確かな一歩を積み重ねていった先にあるものなのかもしれません。

 

わたしも、たまに弱音や泣き言を言いながら、時には迷いながらも、一歩一歩踏み出していこうと思います。

 

今日のブログが、同じ思いを抱えている方のなにか一つのきっかけになれば嬉しいです。

 

今日感じたこと、わかったこと、見えてきたことについて、また今後、言葉にして残していこうと思います。

3月からの流れで、ハッとさせられたものでした。またよければ、読んでいただければと思います。

 

・5月のモニター募集について。

4月のモニター募集もおかげさまで満席となりました。

ありがとうございました!

5月もモニター募集を考えておりますが、継続の方の予約枠で満席近くになる可能性があります。残席での募集となりますので、詳細については4月下旬にお知らせいたします。

 

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