自分の中で解離しているもの。
それは、自分の中での男性像と女性像。
男性像は、
・理想のお父さん像
→信頼できて、安心して、心から愛して大切にしてくれて、思いっきり甘えられる存在
・現実のお父さん像
→嘘つきで、浮気者で、大切にしてくれなくて、信頼できない
と2つに解離している。
だから、自分が出会う男性も大きくこの2つに分かれていて、今の自分の中での恋愛対象が後者になってしまっているから、どうしてもそういう人に惹かれてしまっていた。
女性像は、
・理想のお父さんを信頼して思いっきり甘えている少女
・大人の女性(=お父さんの不倫相手を彷彿とさせる)
と2つに解離している。
だから、大人の女性らしさを出している人にはどこか嫌悪感を感じやすくて、男性を誘惑してると感じたり、敵だと認識したり対抗心を感じることもあった。
自分自身も、女性らしさをだすことに抵抗があって、だからか今表に出している性格はどちらかといえばサバサバしてるマニッシュのような感じで、自分の中で女性らしい感情が出ると嫌な感覚になってしまう。
そして、自分が出会う人も、少女としての自分が思いっきり甘えられる理想のお父さんみたいな男性と、自分の中の大人の女性を引き出してくれる、遊び人のような男性とに分かれてしまっていた。
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昔の自分は、理想の父親像を満たしてくれるような人をずっと探していて、失った子供時代を取り戻そうとしていたように思う。
その当時、どんな人と付き合いたいかと聞かれたときに、信頼できて、安心できて、少女の自分が懐に飛び込んで甘えてもヨシヨシと言って受け入れてくれるような、理想のお父さんのような存在だと言っていたのを思い出した。
そして、その頃は、実際にそんな男性とお付き合いしていたし、彼との関係の中で自分が過ごすことのできなかった子供時代をもう一度ちゃんと過ごし直したように思う。
でも、そんなふうに大人になってから子供時代を過ごし直して自分の中での少女を成長させていくにつれて、ずっと理想の父親像を求めていたと思っていた自分が、パートナーに本当に求めているのはもっと対等で、1人の大人の女性として自分を見てもらうことだということに変わっていった。
そしてそこから、理想の父親像を満たすような男性ではなく、大人の女性の部分を見て引き出してくれるような男性と関わるようになっていった。
でも、その部分だけだと今度は逆に、もともと得ていた信頼や安心などは感じられず、自分の父親を思い出させるような恋愛となっていた。
そして、そのどちらの時期も経た今、
今度は自分が本当に追い求めているパートナーシップを築くため、女性である自分を受け入れてもっと輝かせるために、男性像と女性像の統合が必要な時期に入っているんだと思う。
こうみると、男性像も女性像も同じように解離しているんだなと感じた。
自分の中で、男性像も女性像も2つに分かれてしまってそのどちらかしか選べない状態になっているからこそ、パートナーシップも、自分の中の女性という部分でも、どこか満たされないような感覚があったのかもしれない。
自分の中で、「信頼して安心して心から愛され大切にされ、思い切り甘えてこれた少女が、成長して魅力的で素敵な大人な女性になった」というイメージでその二つを統合する。
そこには、信頼と安心がベースである、大人な女性が存在する。
そして、理想の父親と恋愛対象の男性像が完全に分かれていたが、そこも、恋愛対象としての男性像を、
「男性とは誠実で安心できて信頼できて守ってくれる存在。そして、自分を1人の女性として見て心から愛して大切にしてくれる存在」というふうに、2つを統合する。
そうして、自分の中での男性像と女性像をマッチさせてあげる。
ひとまずはじわじわ、できるところから始めてみて、この書き換えをしていこうと思う。